BLOG 3. コラーゲンの種類

3. コラーゲンの種類

2021.06.30

Ⅰ型コラーゲン

からだに最も多いタイプのコラーゲンで、骨の弾力性や真皮(肌の強さ)のに貢献しています。多くの組織のコラーゲン繊維の主成分です。肌の真皮層に含まれ、外部からの防護機能や肌の保湿機能をつかさどっているのも、このコラーゲンです。

Ⅱ型コラーゲン

眼球の硝子体(液)や関節・軟骨の主成分です。

Ⅲ型コラーゲン

臓器や血管、子宮、口腔に含まれており、通常のコラーゲン繊維より細かい網目状の構造で細胞の足場になり、組織の柔軟性を確保します。傷が治る際にも最初の段階でこのコラーゲンが増加し、次第にⅠ型に置き換わる(治癒)とされています。

Ⅳ型コラーゲン

非繊維性。臓器の外側(上皮細胞)と内側(間質細胞)の間ある薄い膜状の基底膜(皮ふ図参照)と呼ばれる細胞外基質で、表皮と真皮をつないだり、臓器の形を支えたりします。

Ⅴ型コラーゲン

血管、平滑筋(※)、胎盤などに含まれています。特に血管が劣化すると、血液がうまく流れず、さまざまな病気を発症する可能性があります。それぞれの血管が丈夫で健康的な構造を保持するために重要な役割を担っているのがコラーゲンです。血管の中膜と外膜に存在するコラーゲンが、弾力性を保った「強く柔軟性のある血管」をつくり「血流」を良好に保ちます。


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