BLOG 4. コラーゲンの減少老化
4. コラーゲンの減少老化
2021.07.30
a. 加齢とともに劣化・減少するコラーゲン
ヒトのからだは、20歳を過ぎるころから次第にコラーゲンが減少し、特に肌のコラーゲンは40歳代からの再産出はむずかしく、からだの組織は次第にもろくなっていきます。コラーゲンは他のタンパク質と比べて非常に代謝が遅い成分で、コラーゲンはゆっくりと減少や劣化をしていきます。細胞の栄養供給や老廃物の排出ができず、細胞自体、ひいてはからだの組織や機能の劣化・老化を招きます。
b. 目に見える・感じられる影響では…
判りやすいところでは、お肌のシワやシミ・たるみだけでなく、あかぎれ・ケガの治りが遅くなるなども顕著になります。
またからだの中でも、真皮や関節組織の水分保持機能の低下、軟骨・椎間板などの消耗による変形性関節症・脊椎症、骨粗鬆症などさまざまな症状に発展します。※アテローム性動脈硬化の一因との説もあります。
- i 皮膚・お肌 - シミ・たるみ、アカギレ、乾燥肌、傷の治りが遅くなる等。 皮膚下の保水能力の低下も影響。
- ii) 腰や膝の痛み、関節痛 - 変形性膝関節症、脊椎管狭窄症、膝軟骨の減少などによる、痛み・しびれ。骨や神経を守る水分層(軟骨・椎間板等)の減少による摩擦・圧力など。
- iii) 骨密度の低下 - 骨の密度のバランスが崩れ骨粗鬆症や圧迫骨折などを誘発。 血中のコラーゲン分子と酵素量が関係。
- iv) 動脈硬化など - コラーゲン層の糖化により、動脈の弾力低下、血管の内膜に蓄積し狭窄を発生。血管・血流のトラブルは、様々なカラダのトラブルの元となります。※日本三大死のがんのうち2つに関係しています。